活性酸素によって人体の組織が「酸化」され、老化や癌、動脈硬化などの病気を引き起こします。
鉄が空気に接触して赤くさびることを「酸化」といいますが、同様の反応は人体でも起こります。
  
  
  
  例えば、皮膚組織が活性酸素によって酸化されると、加齢によるシミやシワ、ソバカスが増加し、「老ける」ということになります。
  
  また、「怒ってばかりいる人ほど早くボケる」と言われていますが、前ページの表のように、ストレス(喜怒哀楽)によって活性酸素が大量に発生し、血管が老化⇒動脈硬化を招き「ボケて」しまうのです。
  
  
  その他にもこのような病気を引き起こします。
  
  ●血管系の病気
  
     動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・脳梗塞
  
  ●内科系の病気
   
     癌・糖尿病(白内障)・肝炎・腎炎・胃潰瘍・腸管潰瘍・性欲減退
  
  ●皮膚科系の病気
  
     アトピー性皮膚炎・シミ・ソバカス・シワ・肌荒れ・火傷
  
  ●特殊な病気
  
     膠原病・パーキンソン病・ベーチェット病・川崎病・関節リュウマチ・レイノー病
  
  ●その他の病気
  
     花粉症、鼻炎などの炎症・冷え性・肩こり・便秘・疲労・二日酔い
  
  
  
  ある大学によるネズミを使った実験で、空気に含まれる、通常約21%の酸素を50%にしてネズミを飼育したところ、寿命の半分で死んでしまったという研究結果もあります。
  
  過剰な酸素は、体内で活性酸素にかわってしまうため、私たちにとって非常に有害なのです。